7オンスの庭

文化あふるる言の葉の庭

2023-01-01から1年間の記事一覧

管制塔

youtu.be 10年以上前に発表された作品。監督は三木孝浩。同じ監督の作品で、本作と同じくバンドをテーマにした映画「ソラニン」を数年前に観て、とても良かった記憶があったので本作も観てみようと思った。 山﨑賢人と橋本愛。今では大物になっている2人の俳…

万華鏡

夢一つ 朧げに観るは 万華鏡 もろびとこぞりて 集い覗かん ****** *大峯ハイク kawarakidake.com kawarakidake.com 拙山では「南無妙法蓮華経」を唱えることはありませんが(法華懺法での十方念仏にはありますが)、大峯持経者の伝統もあり法華経を根本…

寂光

枯れ並木 静まり返った テニスコート 山奥で独り 落日の秋 春になれば、純白のマグノリアの花が並木を彩り、人々がテニスに興じる声が爽やかに谷に響くだろう。いまはただ、そうした予感を秘めた山奥の午後の静寂に、とっぷりと身を浸していたい気分。

ボストーク

「ボストーク」(восток)とは、「東方」を意味する。ではなぜ「東」であるのか?筆者は学生時代、ロシア語を少々学んだことがあったが、その際、ロシア人が圧倒的に好む方角は東だと聞いたことがある(日本人の場合は南)。ロシア人にとって歴史的に、東と…

トナカイ遊牧民

動画:ウラル山脈での生活。 ロシア。 極北での生存。 遊牧民ネネツ 歩いている時に見た雪の淡い色合いや透き通った空気は感動的でした。でもチュムの移動や設営はかなりの重労働。子どもから大人まで全員が一丸となって働きます。よく食べてよく歩いてよく寝…

#4

火星は戦争を象徴。情動の爆発。瞋りそれ自体は下劣な素材で、近いうちに自滅を招く。 娘を帝釈天に略奪された阿修羅は、正義感から来る自然な怒りに任せ、娘を取り戻すために勝ち目のない闘争を帝釈天に挑む。結果は死屍累々重ねて一族天界追放。いまは10階…

走馬灯

人生劇 すべてのキャストが 一堂に みな吾が教師 もろ手合わせる 朝晩寒くなってきた。秋から冬にバトンが移るのを肌で感じる。そういえば、日本の四季にはそれぞれを司る女神が立てられているようで。 日本には季節をつかさどる女神が存在すると考えられて…

Inner Journey

日も清く 地は自ずから 厳浄の 五風十雨の 世に至るなり ー宮沢賢治「法華堂建立勧進文」より(一部アレンジ) ihatov.cc 「五風十雨」とは、5日ごとに風が吹き、10日ごとに雨が降るという穏やかな気候のことで、豊作の兆しとされている。転じて、世の中が平…

彼は誰の夢

蜃気楼 みたいに染まって 朝焼けに 笑っているのさ まぶたの裏では 彼は誰の夢 by MONOEYES ギターは弾けないし、他の楽器、たとえばチェロもマンダリンも弾けないし、歌だってうまくはないけど、音楽がカラダの中の宇宙で鳴り響いていること。ただそれだけ…

JR新花巻駅発車メロディ「星めぐりの歌」上りバージョン 手は熱く足はなゆれど われはこれ塔を建つるもの 滑り来し時間の軸の をちこちに美(は)ゆくも成りて 燎々(りょうりょう)と暗をてらせる その塔のすがたかしこし 賢治が称える「塔」とは。何年か前…

ターンオーバー

Paulinho da Viola * Argumento * 1975 ひとつきで 肌は入れ替わり 新しく 私の心も ターンオーバー 約4週間で肌の基底にある細胞が分裂し、押し上げられ、皮膚を新たに保護するようになるらしい。 心も日々新しく。命の新陳代謝。人生は巡る。流れをよく見…

文化の種子

Every Day I Write the Book - Alison Brown & Sam Bush ノーパソに 銘柄が剥げた ボールペン 綴り続ける どんな時にも その場限りのメモ。くだらない思いつき。実現しなかったアイデア。日々慌ただしく通り過ぎていくスケジュール。毎日毎日、たくさんの文…

The Bringer Of Peace

Holst: The Planets, Op. 32 - II. Venus, The Bringer Of Peace ホルスト:組曲「惑星」全曲(DTM制作) 6:21- 金星 月ならぬ 星の光も さやけきは 秋てふ空や なへてすむらん 詠み人知らず 月のように立派でなくてもいい。清らかな思いを捧げれば、澄んだ…

楽土

疲れ果て みすぼらしいまま 今日を終える 悔いも怒りも 楽土の種に 月からの祈りと共に Please ... please save my earth. それは金星への祈りであり 金星からの祈りでもある。 {地球と金星の糸掛け} itotooshi398.com www.sci-museum.kita.osaka.jp

星と付き合う

天体を やってみようよ 星々と 付き合ってみれば 紅顔に戻る オリオン腕に座し、銀河の煌めきを眺めている。友よ。シリウスよ。ベガよ。アルタイルよ。惑える星たちよ。この辺境の地殻の底にこそ、あなた方の望んでいるものがある。近いうちにぜひ遊びに来て…

星空探訪

天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ 柿本人麻呂 幻想的な一首。星空探訪の趣き。寂しい夜には星々が友だち。 youtu.be eVscope2レビュー②ファーストライト/市街地からでもこれだけ見える!設置から撤収まで全手順を公開。 自宅で天体観測。…

ことわりや

ことはりや ひのもとなれば てりもせめ さりとてはまた あめがしたかは 和歌(あるいは短歌)には祈祷的な側面があり、「呪歌(まじないのうた)」と呼称されたりする。今回の歌は、小野小町が雨乞いのために吟じたと伝えられる一首。私は人の心に降り注ぐ、歓び…

柄杓星

柄杓星そそぐ憂ひの満ちるまに猫をかかへて切る猫の爪 睦月都『Dance with the invisibles』 憂いを抱えたまま家路を歩む。鈴虫が哀しげに鳴き、星々の輝きもいつもより弱々しく見える。こんな夜は爪を切ってあげる猫が家で待っていてくれたら、どんなにか良…

夜の旅

星々の 間をくぐり 月も過ぎ 銀河の果てで 太陽になろう きのこ帝国 - 夜鷹 きらきら。明るい工業団地を抜けて。まんまる。きれいな月に手を振って。ぶんぶん。楽しい夜の旅は終わり。ふわふわ。私はいま、この銀河の太陽になろう。

アーカーシャ・ガルバ 3

青空を突き抜けた先にあるという智恵の宝庫に吾も入らん インド神話でトリックスター的な活躍を魅せるナーラダ聖仙は、宇宙のどこかにある実態のない智恵の蔵にアクセスして、超人的なストーリーテリングを展開。 「ナマギーリ女神が舌に数式を書いてくれる…

Welcome Back to the Earth

" OKAERI ! " Ultimate Shoegaze / Dream pop Compilation 01. Seasurfer - Fireworks 00:00 02. Westkust - Touch 07:01 03. Lazy room - Waiting upon a pillow 09:49 04. Echo Lake - Last Song Of The Year 13:55 05. Orquídea -Ultra Cold 18:05 06. ув…

ホックニー

カチカチに 硬い体を 脱ぎ捨てて 意識は駆ける 南へ北へ きのうブログ記事で見かけたホックニーのことがずっと気になっている。色彩が明るくて、見ていると落ち着く。現代美術の世界の老匠らしい。 コラージュ作品もあるらしい。 コラージュはいつかやってみ…

クイーンズ・クオリティ

棒たわし 箒にマスク 装備して 心の深みに 降りて大掃除 心の大掃除のファンタジー譚。大掃除の後の定期的なメンテナンスも忘れずに。 巻頭で登場した「カッチーニのアヴェ・マリア」 youtu.be 【アラフォーについて】 脱線して少々雑談をば。アラフォーとい…

honey and milk

蜂蜜と搾ったばかりの牛乳の甘い泉をすべての人に The Abyssinians - Forward Unto Zion 甘露よ!乳よ!巡れ。巡れ。どうか届いて、どうか、あなたの渇きが満たされるように。

アーカーシャ・ガルバ 2

色恋を方便にして絡め取り聖者の道にいざない導く 女好きの僧と虚空蔵菩薩(法輪寺) 星宮神社は星を神格化して祭る神社である。栃木県には虚空蔵菩薩を祭った星宮神社が多く、虚空蔵さまと呼ばれている。....栃木県の星宮信仰には日光修験が関与している。勝…

アーカーシャ・ガルバ

満天の星空の下吾独り宇宙の果ての源を憶う TempleSongHearts - Compilation 1 かつて偉大な修行者がアーカーシャ・ガルバに至高の智恵の授与を祈念した。21日を経た満願の日、生身のボーディサットヴァより明星のように光輝く大きなチンターマニを右の袖に…

星めぐり

星々を巡る旅路の終着点 夢の終わりはいつでもこの場所 坂本美雨 星めぐりの歌 加藤徹 神力品の歌

永遠の愛

動中に静はあるなり永遠の愛も変わり続けるにあり 変わらないものはないが、変わり続けることで普遍的になれる。それは例えるなら、いにしえの神殿が再び元の若さを取り戻す「遷宮」のようなものだ。世界は無常を欲している。ならば私も自ら解体と再組成を繰…

ピアノと瞑想

目を細め ピアノの音色に いざなわれ 自ずと分け入る 瞑想の小道 youtu.be

キノの旅

西日さす 学び舎でラノベ 読んでいる あの子の姿 今も鮮明に 生きているとしばしば、自分が救いようもなく汚い存在のように思える瞬間がある。そんな時はいつも、自分以外の美しいものを思い浮かべることにしている。例えば、イタリアのタロットガーデンやポ…