今日はクリスマス・イブということで、クリスマスの元々の意味に朝から想いを馳せている。別名「降誕祭」と呼ばれるように、クリスマスはベツレヘムにイエスという人が生まれたことをお祝いする日。ある現代讃美歌に美しい表現がある。
You heard the cry of our hearts And you came down
(私たちの心の叫びを聞いて、あなたは降りてこられた。)
"Open Up" by the Brilliance
声にならない声。それを聞き届け、安穏なる天のみくらを惜しみなく捨てて、エンパワメントを必要としている民衆の待つ社会の底辺へと雄々しく生まれ落ちてゆく。粗末な家畜小屋での誕生。そして、苛烈な生涯の幕開け。信徒でなくとも涙を禁じ得ない。美しくも残酷な旅がここから始まったのだから。
いま私たちが置かれている社会の状況は間違いなく厳しい。底辺で苦しむのはいつの時代も庶民。イエスの時代から変わらない。そして、その声にならない声を聞き届けるのは、この終わりの時代においては、他の誰でもなく、私たち庶民自身なのかもしれない。人は裸で生まれてくるけれど、聖書では人はそれぞれタラントを預かっていると譬え示している。法華経でもいと高き宝珠を人は衣の裏に秘めていると譬え示している。縁に触れてエンパワメントがなされれば、必ず潜在的な可能性が覚醒する。そうすれば、底辺であっても絶望ではなくなる。必要なのは鼓舞する人であり、文化であり、メディアだと思う。
芸術によるエンパワメント。底辺を明るく生き抜く主人公たちのすがたに、今日も勇気をもらう。
1.おちこぼれフルーツタルト
きらら系の中でも特に好きな作品。売れない表現者であるヒロインたち5人がねずみ荘という寮で共同生活を送り、大人に振り回されながら、世に出るためにあれやこれや試行錯誤する話。
2.未確認で進行形
ましろたんがひたすら中毒的にかわいい。
3.私に天使が舞い降りた!
いわゆる「コミュ障」の主人公・みゃー姉は友達が一人もいないで、いつも引きこもっている。ある日、妹が友達を連れてきて一目惚れ。着てもらいたい一心で衣装作りに励んでいく。妹たちとの関わりを通じて、社会と没交渉だった主人公が衣装作りの才能徐々に認められていく展開は個人的に胸が熱くなった。
4.俺ガイル
性格をこじらせている陰キャの主人公・八幡がラブコメを展開していく。全ての登場人物が魅力的だが、私は小町推し。
兜率天 菩薩の宮より 願って零れ 泥より芽吹く 身(すがた)示さん