Fujii Kaze remix - Golden Hour
今朝は久々に散歩をした。甘い小雨が降り注ぎ、土からは懐かしい匂いが。一匹のカエルが寂しく鳴いている。ちょうどカタツムリが道路の真ん中を横切ろうとしていたので道を譲る。数匹の猫がちらほら歩いている。濡れたツツジやハナミズキの花の艶やかさは言葉にならないほど美しい。松の木々たちも濡れて、緑の濃さや幹の黒さが一層際立っている。
穏やかな寂光浄土の景色。
と思っていると、businessの電話が静寂を切り裂いて鳴り響いた。さあ、これからまた労働が始まる。この浄土の風光を心に保ちつつ、今日も紅塵にまみれながら、しかし染まらないままに、労働が快い献げ物となるように励もう。
松の世も 過ごす吾らの 胸次第 泥に染まらぬ 白蓮となれ
おまけ
詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスが築いた世界の軌跡を辿る。孫娘マリアナ・ヂ・モライス新譜『Vinicius de Mariana』