7オンスの庭

文化あふるる言の葉の庭

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大繁盛

船頭さんが唄う岩手相撲甚句 番付の文字は独特の「相撲字」。太く隙間なく書くことで、「お客様が会場に隙間なく入るように」という意味が込められている。江戸時代から昭和6年(1931)までは、番付などを発行していた版元・根岸治右衛門(ねぎしじえもん)…

YUI

Feel My Soul - (上)マケインカバー(下)YUI本家公式音源 アニメ「負けヒロインが多すぎる!」のEDでカバーされていてすごく懐かしくなった。ドラマ「不機嫌なジーン」の主題歌で、リアタイで見てたな。もう20年近く経つのか。YUIの鮮やかな歌声が幼心…

初伽陀

Spotify - Sound23.互井観章さんの「初伽陀」|音の巡礼 何度でも ここに集おう 眠っては また生まれ来て 法(のり)の座を得よう 伽陀とは経文中の五言(七言)四句の詩に定型の旋律を当てはめて唱える仏教音楽のことです。(「初伽陀」は)法華経方便品第…

千日伽陀

二童子の まなこ開きて 語るるは 今事ならず 未来の事なり 障子越し 西日差す古き 道場で 沙門日即 伽陀を唱うる この伽陀の 絶えることなく 響流(こうる)する 千日のちの 神変の日まで 白亜なる 尊き塔の 湧き出ずる この堂宇には 二童子の眠る * もうす…

龍の口

商人(あきうど)の 大金(おおがけ)もうけし よろこびは おそし(御祖師)さまでは 竜(たつ)の口(くち)也(なり) 日扇(長松清風) いまから753年前の今日、夜闇に包まれた龍の口刑場において日蓮大聖人が無実の罪で首を切られようとしていたその時、 天から日の玉…

題目褒め

南無妙法 蓮華経とぞ 唱うれば 厄は逃げ出し 福は駆け込む 国褒めの歌に倣って「題目褒め」をば一首したためました。

Anchor

Skillet-Anchor 居場所などないに等しいこの世界 繋ぎ止めるはモザイクな明日 先が見えてしまったら、きっと今日を生きられないだろう。生きる希望という曖昧なモザイクで明日以降の解像度が著しく低いからこそ、未来に期待して生きていける。ちょっとした予…

恋慕

YOASOBI - 大正浪漫 いつはしも 恋ひぬ時とは あらねども 夕かたまけて 恋はすべなし 柿本人麻呂 朝昼晩あなたのことが恋しくない時はないのだけれど、とりわけ夕暮れ時になると、恋心はどうしようもないほど始末におえないものになるのです。 気まぐれ万葉…

菊の節供

youtu.be 重陽の 菊の節供は 経の祭り 七字の末の 悉皆成就 大聖人さまは、このような五節供も、南無妙法蓮華経を心の拠りどころとすることによって、人日=妙、上巳=法、端午=蓮、七夕=華、重陽=経という妙法蓮華経の五字の祭日となり、社会の安寧と個…

safe to shore

You will carry me safe to shore This ship will carry Our bodies safe to shore 波任せ 揺られて流るる 珍道中 大丈夫きっと 辿り着けるよ

ふと口ずさむ柴咲コウを

柴咲コウ 帰り道 長月の 鈴虫の音を 聞きながら ふと口ずさむ 柴咲コウを

三昧

ABCテレビ特集動画 計9年のひきこもり生活から抜け出した男性の話 蝉時雨 サマーディ求め 彷徨える わが相棒は 蚊一匹かよ 私も外界との接触を一定期間 遮断した経験があるけれど、9年ともなると想像を絶する葛藤があったと思われる。動画の最後のほうで言及…

浮かぶ瀬もあれ

山川の 末に流るる 橡穀(とちがら)も 身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ 光勝 トチは実が弾け落ちて殻になり、軽くなったからこそ川底に沈まず流れている。人もまた同じ。我を捨て余計な重荷を降ろせばきっと浮き上がることもできよう。 「身を捨ててこそ浮か…

手向け歌

千早降(ちはやぶ)る ここも高天原(たかま)の 原なれば 集まりたまえ 四方(よも)の神々 歌・写真ともに下掲より引用 御嶽神楽(大分県) いつまでも相続されて欲しい光景・文化です。

新月

月のない 夜の国道 走ってると ロードムービーの 中にいるみたい なんだか「ですます調」で綴りたい気分なので、そうさせていただきますね。今晩は新月ですね。こういう夜にやるドライブは、ぽつぽつ点在する街灯が、寂しいような懐かしいような、えも言われ…

呪文よ世界を覆せ

NHK短歌で紹介されていたニコ・ニコルソンの『呪文よ世界を覆せ』1巻を読んだ。読みやすくて面白い、関西のノリも良い。引用される歌も私が好きな河野裕子氏の辞世の一首をはじめ、知っている歌や知らない歌がたくさんあって楽しい。巻末には各エピソードで…

正五九

迫り来る苦を払うだけじゃ芸がない難儀元手に飛躍してみよ いにしえより寺社仏閣では「正五九」ということが言われてきた。 正五九…「正月=物事の始まり」「五月=物事が最も盛んになる時」「九月=物事が実を結ぶ時」…ということから「正五九」には古来よ…

仏炎苞

youtu.be 煌めいた ほむらのごとき みほとけの 慈悲に包まる スパティフィラムよ お誕生日おめでとう。7オンスの庭に咲く数多の花の中から、本日の誕生花「スパティフィラム」を贈ろう。 この花は大きな白い「仏炎苞」が特徴。「仏炎苞」は、不動明王の背を…