2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧
元品の 無明断ち切る 信の利剣 掲げて昇れ 天の栄光へ 少年漫画の主人公になった心持ちで、不条理が矢継ぎ早に迫り来る日々を突き抜ける。信という剣ひとつを頼みに、地を這い泥啜る生活から天上の甘美な栄光へと傷だらけで駆け上がる覇道を、いざ、満喫しに…
この家は 氷の柱 雪の桁(けた) 雨の垂木(たるき)に 露の葺(ふ)きくさ おほもとに伝わる火災除けの一首らしい。 ただ紙に書いて壁に貼るのではなく、 貼るときにちゃんと声に出して言霊を響かせる必要があるとのこと。 平成期の信徒の方の体験談も載って…
佐渡の地に 流れ着き果て ここまでか いやここからぞ ここから始まる * 佐渡島の金山が世界遺産に登録が決定したとの報に触れた。江戸期から平成期に至るまでの長きに渡り金銀を産出した。日本最大の金銀山ということになるらしい。 * ドサまわりの語源は…
時によりすぐれば民の嘆きなり 八大龍王雨やめたまへ 源実朝『金槐和歌集』より 「八大龍王雨やめ給へ」 | 瑞霊に倣いて 雨も晴れも、どちらも天地の維持に必要な天の氣ではあれども、度を過ぎれば民衆を悩乱させることになる。天も人も快く栄えていくには、…
死者なれば 君らは若く 降り注ぐ 時雨のごとき シュプレッヒコール 福島泰樹 「活字だけが短歌の表現の場ではない。活字の中だけに短歌を収束させてしまってはならない。人の情動に直接訴えかけるラディカルな表現形式、それが短歌だ。聴く人々の体の中の韻…
もし今日が 最期だったら 誓い合おう うしとらのわたり どのでまた逢おう 霊鷲山は法華経の虚空会を成り立たせる舞台。行者は死後この岩山に詣でて寂光を愉しむという。また、霊山の艮(北東)の方角の回廊では大師に巡り逢えると説かれる。 梵語ではグリドラ…
抱き寄せて あなたの熟れた 唇に 舌を這わせて 秘密に触れたい 雨季の終焉を惜しんで一首。雨の帳に誘われた恋の季節も、荒れ狂う接吻の後味を残すばかり。 今宵の一曲は 和ぬかfeat.NEEで「ミミクリーマン」。 そう。「変わり目」なのだ。
味飯(うまいひ)を 水に醸(か)みなし 我が待ちし かひはかつてなし 直(ただ)にしあらねば 万葉集 現代語訳 巻十六3810 : 讃岐屋一蔵の古典翻訳ブログ 美味しいご飯を醸して酒にして、私がお待ちした甲斐は全くない。あなたが直接来られたのではないので。…
祈りつつ 妙の一字を 念じつつ 廃れつつある 街を耕す 現実的な勝機は皆無。この街にも、私自身の人生にも、明るい未来はいまだに見えない。私は未来に怯えながらも、立ち止まらず攻めの姿勢で、祈りを盾にしながら生きている。毎日、毎朝、毎晩、ひねもすい…
youtu.be 死に向かい 仮の宿りを 旅立ちし 5人の若き 獅子の勇姿よ アニメ「86 エイティシックス」を9話まで見た。 人間ではなく豚として扱われるアウトカースト層「エイティシックス」。身体的特徴を理由に敵国の武装AI「レギオン」との勝ち目なき戦闘を国…
youtu.be かどがたつ 知恵働きを ご卒業 小さな市民に 扮して目指す アニメ『小市民シリーズ』は観ない理由がなかった。 まず、原作があの『氷菓』と同じ作家ということで、『氷菓』を何周も鬼リピしてきた身としては僥倖でしかない。 そして、物語の舞台は…
心にも およばぬものは 何かあると 心にとへば 心なりけり ある人が「妙」の一字を示し、歌を詠んでほしいと言ったので作った歌。「妙」は妙法蓮華経の妙であり、元政の帰依した法華宗においては肝要の一字。『秀雅百人一首』などに採られ、作者の代表作とし…
天つ神 国つ神たち みそなわせ 思いたけびて 我がなす業を 禊祓 « ブログ・三ノ宮通信 何も良いものは持っていないけれど、誰がどう見ているかに関わらず、わたくしは、わたくしの行ないの一切を尊き者へ献げ奉る。 * 天つ神シリーズ、十六番目の区切り。自…
しきしまの みちはすさのお みことより みそもじあまり ひともじよみける わが心 清々しとて 神祖(かぶろぎ)の 御跡辿らん ひとり気ままに 慈悲深き 須我の大神 旅人の ひとり身あわれみ 縁結びたもう 神さまが 吾行く道の 大先達 勇んで行こう さすらいの…
天つ神 遊びをせんとや 生まれけん 小さき者の ひとりとなられて * 小びとのヴァーマナ 自らを讃える祭典において民に施しを与えていた阿修羅王マハーバリは、目の前に現れた乞食の少年ヴァーマナに「3歩歩いた分だけの土地を欲しい」と言われ、小びとのヴ…
youtu.be “ねえ時々遊びにおいでよ” * 天つ神 四つの座(くら)もて 現じたもう 童子集いし 浄域に遊ぶ * 四座の事 いにしえより、四つの座が揃うて初めて清浄な事業は成就した。 迹門にては 文殊 普賢 薬王 観音の事。 本門にては 上行 無辺行 浄行 安立行…
ぼっちはね 貴重な時間 好きな色の 音を選んで 優しく包む 1.haruka nakamura ft.Nujabes - Lamp youtu.be 2.toe - LONELINESS WILL SHINE youtu.be 3.Clammbon - Re-Re-シカゴ youtu.be 4.buzesil0 - Can’t Help Falling in Love (live) youtu.be
天つ神 名を尋ねられ 黙するは 甘美な一字 立てたもう為 此の妙の文字は月なり、日なり、星なり、かゞみなり、衣なり、食なり、花なり、大地なり、大海なり。一切の功徳を合はせて妙の文字とならせ給ふ。又は如意宝珠のたまなり。かくのごとくしらせ給ふべし…
天つ神 世を眺めれば 虚仮まみれ 身を観ずれば 頭の下がるる 当然だが、懺悔の気持ちから頭が下がるだけで終わってはいけない。まずは己の身を正し、次には世を整えなければ。植芝翁はこう歌っている。 世の中を 眺めては泣き ふがいなさ 神の怒りに 我は勇…
戦場へ 髪飾りひとつ 携えて 約束胸に いざ参らん 知見才南 安斎かりん『顔だけじゃ好きになりません』3巻の劇中歌。 シーモアで3巻まで無料公開中。 ハイテンションなラブコメ。おもしろい。
天つ神岬に立ちて御手広げ終わりなき世の風に幸わう * かな書きで なんみょうほうれんげきょう と細く金色に七字が流れる。 * 日王・日水・日饒・日幡の四沙門によるクロアチア伝道。 * 古戦場で敗れた戦士たちの精霊がはなれこじまに吸い寄せられて、こ…
天つ神 背中流るる 金泥の 一首となりて 済度したもう * 最古の和歌集『万葉集』が形作られたとされる8世紀。それはまさに激動の時代だった。国内では疫病が流行り、国家事業として奈良の大仏が建立された。国外に目を転じても、7世紀初頭に立教されたイス…
天つ神地を這い泥を啜る吾この吾をこそ神は照らせる 地の上を這いずり回る。泥を啜り飲む。少し先に目を転じると、大きな水たまりが。その楕円形の中には晴れ空が広がっている。その青に魅せられた刹那、私の意識は天の宮に持っていかれる。淡い琥珀色が私を…
天つ神どうか愍(あわ)れみ垂れたまえ渇きを癒す刹那の笑顔を 写真も撮ってないから、記憶を絞り出して反芻するしかない。離れたらもう逢いたくなる。この街は私には愛の砂漠だから、オアシスがないと枯れてしまう。憐れみでも同情でも偽りでもいいから、あの…
天つ神 緩急陰陽 自在にて 歩みを進める 開拓の旅を 時にまったりと、時にサクサクと、時にシリアスに、時にコメディタッチで。旅は続く。君の面影を追いかけながら。 砂場に行けばまた君に逢える気がする。もうその砂場があったアパートもないけれど。 本日…
youtu.be 天つ神 あまねく雲の その上に 煌めく太陽 一切を聴(ゆる)す * どんなに分厚い曇天の上にも、必ず、太陽が厳然と存在していることを忘れなければ、希望の灯が消えることはない。 * 織姫と彦星、今年は逢えただろうか。きっと逢えたのだろう。遥…
youtu.be 天つ神 尊い声の 二柱 導きたまえ 学びの園を 「ツンデレ悪役令嬢・・・」のアニメ版を見る。異なる2つの世界線で恋愛が進むストーリー進行。声で誰かを救うっていうモチーフに引き込まれる。アニメとかラジオとか朗読とか音楽って、そういうこと…
天つ神風吹かせ給えこの場所へ天の扇以て宙より舟を * 孤独が病なら、医王たる天はこの病も治癒してくださるのだろうか。私にも天使が舞い降りたりしないものか。二次元脳が大暴走する華金の夜。 * 曼荼羅が表現している世界は、光満ちあふれた神人充満の…
天つ神薬祖神たる大医王 毒を薬に 泥沼を糧に 眠れないほどのこのモヤモヤも、必ず今日以降の糧にしよう。 師も友も伴侶も今は現れずただ心にぞいましますなり 欠落ではなく未顕現。 きのう未開敷のはすの花を見た。 いまは咲いていないが、もうすぐ花開くこ…
天つ神人目につかぬみやしろは見晴らしもよく景勝第一 大きくなくて良い。少なくて良い。目立たなくて良い。こんもりとしたそれらの場所で、雑踏からしばし離れ、神と人が出逢い、かけがえのない思い出を紡げればそれで。 なぜ出雲大社は少彦名を祀らないの…