2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
へやこもり 8月読んだ 漫画たち 足りない記憶 じゅわっと補充 夏にエアコンがギンギンに効いた部屋で読む漫画は格別。名作揃いで眼福眼福。 ララの結婚 Mr.マロウブルー 踏んだり、蹴ったり、愛したり 猫には猫の猫ごはん。 大蛇に嫁いだ娘 黎明のアルカナ …
世人の悪態にも大慈あり。腹は立つだろう。当たり前だ。その怒りは揉み消されていいもんじゃない。けれども、怒りをただ虚しく暴発させるのでは芸が無い。「良家」を嗣ぐ者となったからには、むしろこの機に乗じて怒りを原動力に替えて益々発奮するくらいの…
寝た者から 順に明日を 配るから 各自わくわく しておくように 佐伯紺 あの、この、「わくわく」っていうのもいいですよね。「わくわくしておくように」っていわれたら、それはもう「いいもの」に決まっているじゃないですか。これは、うれしいですよ。だっ…
なめとこ山の熊/ 作;宮沢賢治 朗読:周央サンゴ 兜率より みろくに先立ち くだりたる 童話の花を 蒔く法師かな お誕生日おめでとう。ようこそ、忍土の国へ。あなたさまの紡ぐ物語が語られるところ、必ずや、寂しき光の満ちるやさしき楽園となりましょう。
この町で あなたの面影 探すのも もう疲れたから おやつにしよう * 探すともなく探し続けてもうすぐ10年になる。これだけ出会わないということは、あなたはもうこの町にいないのだろう。もうすっかり心も体も疲れ果ててしまったのは、夏の暑さのせいだけで…
お八まん べん財てんが お出迎え 妙の一字に 諸神参集 麻布台に八幡あり。箕面山に弁財天あり。趣き異なれど、いずれも見晴らしのよい高台に鎮まり給う。八幡神は正直者のこうべに宿り、弁財天は種々の方便を授け給う。妙の一字が念ぜらるる処、もろがみ集い…
向日葵は 金の油を 身にあびて ゆらりと高し 日のちひささよ前田夕暮 * 歌人の前田夕暮は豪農の家に生まれ、若山牧水や北原白秋と共に同時代を代表する歌人となった。歌人としての人生の中で数回にわたる作風転換をしたにもかかわらず、一貫して「みずみず…
youtu.be このお経は「妙法蓮華経如来寿量品第十六」中の510文字の箇所 「自我偈(じがげ)」と言われます。法華経の教えの中で最も大切な箇所です 「自我偈(じがげ)」とは・・・ | 熊本県荒尾市 日蓮宗大乗山 妙国寺のお知らせページ この韻文は、「自我得…
夏空に 紅白映える 百日紅 木漏れ日に揺れる 葉の優しさよ * さるすべりが「百日紅」と綴られるのは、夏の初めから秋までの約100日もの長きに渡り、紅色の花を咲かせ続けることから。実際には白いさるすべりもあり、さるすべりの紅白と青空と葉の緑が織り成…
夏草は 繁りにけりな 玉鉾の 道ゆく人も 結ぶはかりに 藤原元真 「たまほこ」は道に係る枕詞。鉾といえば、あまのさかほこを想起する。イザナミとイザナギのご夫婦が大地をかき混ぜた国産みの神具で、いまは高千穂峰のサミットに突き立てられている。新婚旅…
武蔵野に その名も高き枡形の 松も月日の めぐみたのしむ 伊藤六郎兵衛 伊藤六郎兵衛師は、幼少より信心深い少年だったが、江戸期から明治期へと社会が大きく動いた40代の頃、妻の大病平癒のために不動尊行者を呼んでの御祈祷の折、仙元大菩薩からお告げが降…
bay fmのHedgehog Diariesで最後に流れるFAKE TALES OF CHIBA Zのコーナーで、今週はDaily Calmの10分間瞑想の"Impermanence(非永続性)"が紹介されていたので、備忘録的にリンクをここに貼り付けておこう。 非永続性は、物事が順調に行っている時には「生き…
youtu.be 難儀にも 不敵な笑みを 湛えつつ 勇みて挑まん 王の如くに 『英雄王』は昨年に放映されたアニメ作品だが、何周観ても元気がもらえる。イングリスのごと、どんな難儀難敵にも「ぜひお手合わせを!」と不敵な笑みで挑めるメンタリティに憧れる。 Mori…
youtu.be 🎵SARD UNDERGROUND マイ フレンド[tribute 2024] / 負けないでLIVE TOUR 2021 [Cheers!] 幼き日 聞き馴染む曲 思い出す こころはいまだ あの光の中 憧れとリスペクト。あの輝きよ、あの清涼感よ、永遠に。 ZARD 揺れる想い
昔より 約束なれば いもはしか 病むとも死なじ 神垣(かみがき)の内 日蓮大聖人、下総国八幡荘若宮の富木常忍の法華堂にて百座説法の折、初日より満願の日まで聴講し続けた老婦人、御正体は妙正池の龍神に上掲の神詠を授け、「妙正」の法号を授け給う。 妙正…
われを呼ぶうら若きこゑよ喉ぼとけ桃の核ほどひかりてゐたる 河野裕子 永田和宏・河野裕子歌碑見学ツアー 法然院 思い出の法然院に相聞歌 河野裕子さん十三回忌で夫婦の歌碑 - 産経ニュース
いそしみし しるしはみえて ゆたかにも 黄金(こがね)なみよる 小山田(おやまだ)のさと 御神籤 第二十番(大吉) 年齢より老けて見られる程度には苦労を重ねてきた。汗水垂らして情けなく無駄な努力と嘲笑われながらも一心不乱に種を蒔き続けてきた。その成果を…
かつて住む 集合住宅 訪ねれば 障子は破れ 陽のあたる廃墟 何年か前までは車が何台か停まり人が住んでいたのにな。今では雑草が生え放題、障子は破れ、車は一台も停まっていない。近いうちに解体されてしまうのだろうか。20年の歳月の流れにジャブを入れられ…
Soremachi OP Soremachi ED それ町の 十二番地は いつ見ても 泣ける父親 賽銭のシーン 「それでも町は廻っている」12番地の、最終12話のヒロインが死んだ世界線で、父親が財布の中身を全部賽銭にぶちまけて「娘を返してください」って縋る場面、あれがいつ見…
youtu.be 始源なる 言葉こそ神 弱き者 乏しき者の 必要満たす 言葉には力がある。その力は断じて、浪費されるためにあるわけではない。何のための力なのか。今宵、魂を鎮め、大いなる存在の御前に静まりたい。次の一年の吟詠のために。 主はその腕で力を振る…
君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで 『朗詠集』 本日は79年目の終戦の日。いわゆる玉音放送は「其レ克(よ)ク朕(ちん)カ意ヲ体セヨ」で終わる。未だ実現の道のり遥かに遠い世界平和を考える上で、時の天皇陛下の「意」が果たして…
河野裕子 短歌、表現の味わい 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ 『古今集』より 清原深養父 夏の夜は本当に短いものだ。まだ夜になったばかりの宵口だと思っていたら、もう明けてしまった。これだけ明けるのが早いと、月もとうてい…
youtu.be 待ち侘びた カフーは夏風 爽やかな 太陽の人 嫁に来ないか カフーは果報。夏風はロマン。 下風も折々欠かせないもの・・・お後がよろしいようで。 長命は 粗食(そじき)正直 日湯(ひゆ)陀羅尼(だらに) 折々ご下風(かふう) 遊ばさるべし 天海 折々の…
若栗の二、三落ちたる夏の朝 早や秋空のごとく爽やか 緑色のまだ若い栗が庭にぽつぽつ落ちている。5時台から6時台前半の風は涼しくて心地よい。天を仰げば空も澄み渡っていて、秋と錯覚してしまう。6時台後半から陽が本格的に昇り、また昨日までの暑さが勢い…
タコハイの缶を啜りて夏の夜涼しき風にコオロギの聲 仰ぎ見る頭上の星が何星か知らねど魅入る八月十日
youtu.be 生長の 種子を植え置く 庭師なる あなたよ吾に 恵みの雨を (吾亦紅は)派手さのない小さな花、”詫び寂び”的日本の美意識にかなう植物なのだろう、明治・大正・昭和の初めか?古い植物書やボタニカルアートで描かれることの多い植物。 吾亦紅 | ANO…
ゆず - Hey和 いはし水 きよき心に すむときく 神のちかひは 猶もたのもし 後嵯峨院 八幡を詠んだ歌 神は僕らの心の中にいまします。絶ゆることなく脈々と。曼荼羅の宇宙は僕らの中に広がるものなれば。 * 道長は、法華信仰に傾倒したことで知られる人物で…
www.youtube.com 崩れ落つ 大清殿の その後は 誌上か又は 歌の景色か 「霊界物語」の口述は、大神様の神殿が破壊されるのと並行して始められた 昭和10年の第二次大本事件ですべての神殿が破壊されたときには、出口聖師は、『神殿は破壊されてもいい、まだ霊…
youtu.be 八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を スサノオノミコト八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を – 砂子屋書房 一首鑑賞 * 3度に渡り繰り返される「八重垣」は呪文みたいなものだ。くしなだ姫にとって八重垣の御…
湿りたる 暗きムードの 沼にこそ 己(おの)が陽(ひ)凝らして 寂光を観(み)よ 私の信条は何かと問われれば、 泥沼に蓮華畑を、 地獄に天国を、 壊れた関係に新たな関係の萌芽を、 針の筵に寂光土を 見ようとする信念である。 * 絶望は結果であって選択肢では…