煌めいた ほむらのごとき みほとけの 慈悲に包まる スパティフィラムよ
お誕生日おめでとう。7オンスの庭に咲く数多の花の中から、本日の誕生花「スパティフィラム」を贈ろう。
この花は大きな白い「仏炎苞」が特徴。「仏炎苞」は、不動明王の背を荘厳する迦楼羅(かるら)炎に造形が似ていることからその名がついたらしい。迦楼羅はインド神話に登場する瑞鳥ガルーダの音写で、口から火を吹き罪を浄化するとされ、そこから、聖なるホーマの炎を象徴する不動明王が連想され結びついたのだとか。
迦楼羅は観音が取る33の化身の内の一つでもある。どこに赴こうとも、いろいろな姿や形で現れて守護してくださると経典には説かれている。あなたの近くにもきっと尊い化身の人がおられるから、どうかご加護を受けて今の窮状から早く逃れられるよう祈っている。
スパティフィラムの花言葉は、「清らかなこころ」「包み込む愛」。
次の一年は日々清々しい心持ちで、大きな愛を肌で感じながらゆるやかに過ごしてゆけるように遠くから祈っている。
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本日の一曲は、佐々木友里で「スパティフィラムの詩」。