干上がった 心に恵みの 大水を 乾くことなく 泉のごとくに
「音の巡礼」シリーズの南河内は法華寺の庄司師の陀羅尼読誦は、もう擦り切れるほどによく聞き込んでいる。テンポが非常に気持ちいい。没入できる。とはいえ、暗唱はまだ、毘沙門天の陀羅尼しかできないのだけれど。この毘沙門陀羅尼は賢治の詩にも登場する。
リンク先では、聖歌のような清らかで美しい、賢治の詩をボーカロイド化した音源を聞くことができる。
こちらのご霊水は、「日隆」という聖者の法華祈祷により湧き出ているという。法華経にとって、「湧き出る」というのは重要なベクトルである。エンパワメントは法華経において、天空に広がる異世界からではなく、煮詰まった足元の現実の底辺から為されるのだから。今年中にでも汲みにいけたらいいなと願っている。