人ひとり忘れられずにいる夕べ この先いくつ陽が沈んでも 岡しのぶ 青春がみそひと文字に注ぎ込まれている。当事者たちがもうすっかり忘れた頃に、通りすがりの私のような者が読んで甘酸っぱい気分になる。まるで親戚の誰かが埋めたタイムカプセルを代わりに…
アナロナビ クナビ踏まるゝ 天の邪鬼 四方につゝどり 鳴きどよむなり 宮沢賢治 この詩の舞台は、6行目に「毘沙門像」とあるように、花巻市の中心部から10kmほど東の北上山地の山あいにある「成島毘沙門堂」で、ここにある高さ4.7mという日本最大の兜跋毘沙門…
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