7オンスの庭

文化あふるる言の葉の庭

宵四首

 

日が登り

また沈むまでの

12時間を

忘れるように

あてどなく走る

 

 

どこまでも

走ったところで

付いてくる

頭が回らぬ

腹が立つ自分

 

 

幾十年

祈り求めて

来たけれど

いまだ辿れぬ

糸先の誰か

 

 

明日もまた

右手を上げる

この先で

誰かが見てる

それを信じて

 

 

 

 

完全版I’ll―アイル― (5)