7オンスの庭

文化あふるる言の葉の庭

迦楼羅

 

 

大空を

駆けゆく翼

麗しき

主を載せ赴く

淋しき場所へ

 

 

 

迦楼羅ヒンドゥーガルダのこと。那羅延天ヴィシュヌのヴァーハナ(乗り物)。火を吹く霊鳥とされ、このことから、不動明王の背の火炎は迦楼羅炎と呼ばれる。不動明王への賛歌には以下のようなものがある。

 

一切の仏菩薩に帰命したてまつる。一切処に開花したまう大神通集積尊よ。汝に帰命あれかし、めでたし。

 

「一切処に開花したまう」

あらゆる場所に蓮の花を開いて姿を現される。今宵淋しき私のかたわらにも。

 

渇きなどない。満たされている。本当は。まだ気づいていないだけ。

 

 

特にない