7オンスの庭

文化あふるる言の葉の庭

法華妻

 

 

 

夕空より水落ちきれずに法華妻

安井 浩司

 

 

 

 

法華妻。

 

何とも不思議な言葉だ。法華護持の人の妻なのか、それとも、この妻自身が法華の行者なのか。いろんな味わい方ができると思う。

 

私は雨上がりの空をイメージする。洗い立ての空に、今日の終わりを名残惜しそうに迎える夕日。地上にはいくつもの水たまりができあがり、子どもたちが水たまりに向かって豪快にダイブしている。帰ったら怒られるであろうことなど、先のことなど、まるで問題にしない、刹那的で衝動的で本能的で、自由な生存の形態。こんなイメージが脳裏に広がり、疲れた私を慰める。これも一つの味わい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※以下 ブックマーク

泥海古記(天理の創世神話)の絵物語。優しいタッチの絵で癒されるので時々見に行っています。

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