わが師なる かたつむりのごと ゆっくりと 着実に進む 皐月後半
公園のベンチの上で慎ましく身を延ばし進むかたむつりのように、この月の後半戦も焦らず慌てず地に足のついた歩みで進みゆきたい。かたつむりと言えば世代的に「ジャム・ザ・ハウスネイル」。自分らしく。自分らしく。
かたつむりは、針の筵も、鋭い刃先も、粘液をからませることでぬるっと乗り越えてみせる。豆腐のように粘液が効かない相手には食べることで進もうとする。その意気や佳し。あらゆる困難への対峙の心得を教示されている心地ぞする。