先週のヘッジホッグダイアリーズより元気が出る3曲
Complex-After the Rain
Porter Robinson-Look at the Sky
MONOEYES-Parking Lot
ばらばらに 散らばった資材 ひとまとめ しゃがんで縛る 心ととのう
仕事中に「斗藪(とそう)」という言葉が脳裏に浮かび一首。斗は身震いするとか振り払うの意。藪はやぶ、転じて物の集まった様子を表しているらしい。ちょうど散らばった資材を振るってひとまとめにして整えていたので、これも「斗藪」かなと思った。
音訳は頭陀。修行者の世界では、衣食住を簡素にし、山林で枯淡な修行に打ち込むことを指す。私もごく短期間だが似たような経験をしたことがある。一度でも自分を体力の限界まで置いてみると、世界の見え方は確かに変わる。
光厳院という天皇も晩年、慰霊のために「斗藪」に取り組んでおられる。
空海も最澄も、祖師という祖師みんなが斗藪に取り組んでいる。大自然の中に身を置くことで、普段使っていなくて放置されてきた視座や感性が刺激されるのかもしれない。
斗藪とまでは行かなくても、近所の低山でハイキングをしてみるのも、地球からのエンパワメントを得る良い機会になるかもしれない。