7オンスの庭

文化あふるる言の葉の庭

無常を活かす

 

 

 

夏は暮れ秋は過ぎゆき冬となり春を迎えてまた夏と成る

 

 

 

時は巻き戻らない。春の後に冬になることもない。世は無常。されど同時に、循環している。季節は巡り巡って何度でも訪れるもの。

 

 

より豊かに生きようと思ったら、無常を活かす工夫が必要なんだと思う。

 

たとえば今年の夏に何かのチャンスを逃したなら、次の夏を迎えるまでの間、備えることができる。

 

たとえば今が凄くつらかったとして、苦しみの原因になっているものもまた、無常を逃れることはできないのだから、やがて手元から旅立ってゆく。

 

そんなふうに考える。思考の工夫をする。そうすることで、私は今日を乗り切るつもりでいる。

 

季節は巡る。常に変化しつつ、繰り返し繰り返し循環している。

 

いつかこの体は土に還る。それで終わりなのかもしれない。でも、私は地に向かって最後にこう言い残したい。

 

"Another woman shall bear me"

 

 

終わったら、またそこから始めよう。すべては循環する。私も循環する。