いっさいの
まがもあくいも
いかしきる
れんげのごとく
わたしはなりたい
努力が報われる機会は多くない。成果や評価だけを追い求めても虚無に堕するだけ。だからと言って、手を抜いたり、やけっぱちになったりしても、どのみち楽しくない。だから、毎朝毎夕、どうすれば愉しくなるかを考えることにしよう。
身から出た錆も、私のことが嫌いな人たちの悪意も、汚泥のごときこれらの現実を肥やしにして、泉のように枯れることのないこの怒りを原動力に。芽よ、身を延ばせ。芽よ、身を延ばせ。延ばし延ばして天高く。この季節に咲き始める白蓮のように、美しく大きな花を咲かせよう。
(ナモサダルマプフンダリカサスートラ)
万葉呪術 まじないとしての万葉集
吉田松陰の波乱の生涯と和歌