朝ドラ「舞い上がれ!」はストーリーと共に短歌の存在があった。
劇中に登場した「貴司が詠んだ短歌」は、歌人の肩書をも持つ脚本家・桑原亮子氏の創作によるもので、ドラマ本編を「本文」とするならば、貴司の短歌はさながら「見出し」の役割を果たしていた。
忘れないように備忘録として以下に残しておこう。
〈星たちの光あつめて 見えてきたこの道をいく 明日の僕は〉
〈トビウオが飛ぶとき 他の魚は知る 水の外にも世界があると〉
〈君が行く 新たな道を 照らすよう 千億の星に 頼んでおいた〉
〈深海の星を知らない魚のため カササギがこぼした流れ星〉