スサノオノミコト八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を – 砂子屋書房 一首鑑賞
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3度に渡り繰り返される「八重垣」は呪文みたいなものだ。くしなだ姫にとって八重垣の御屋代(みやしろ)は花園であり、鳥籠であり、毒龍から身を守ってくれる結界であり、夫すさのをからの寵愛の証なのだろう。
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すさのを神、熊野の御屋代にては 家津美御子(けつみこ) と名乗り、樹木を守護したもう。
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懺悔滅罪のためにはさすらうが妙。いまひとたびとどまるは、再びみたび、さすらうがため。生きるとはさすらうことと見つけたり。
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惨めな思いをするのは慣れている。それにより、私は罪のくびきからまたひとつ、解放されるのだから。
今夜の一曲は
羊文学でBurning。
(アニメ「推しの子」2期ed)