天つ神 遊びをせんとや 生まれけん 小さき者の ひとりとなられて
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小びとのヴァーマナ
自らを讃える祭典において民に施しを与えていた阿修羅王マハーバリは、目の前に現れた乞食の少年ヴァーマナに「3歩歩いた分だけの土地を欲しい」と言われ、小びとのヴァーマナが歩いた程度だったら構わないと承諾してしまった。しかし、ヴァーマナがヴィシュヌ神の化身であることに気付いたマハーバリの師匠であるリシ・ウシャナーは施しを与えることを止めさせようとしたが、ダルマ(法)を重んじるマハーバリは約束を違えることはできないと撤回しなかった。ヴァーマナが一歩目を踏み出すと、身体が際限なく大きくなり地上界の全てをまたぎ、二歩目で空界と天界の全てをまたいだ。三歩目にしてまたぐべきところが無くなってしまったが、マハーバリは足を踏み下ろす場所として最後の領地だとして自身の頭を差し出したことから徳の高さを見いだされ、命を奪われること無く許された。(ピクシブの解説より)
(画像はシーターラーマより)
浄眼・浄蔵の兄弟が父である妙荘厳王に見せた神変もまた同じようなものだった。 (而復現小小復現大)
いつの世も 人は徴(しるし)や 不思議見て 心を道に 傾けるもの
ちなみに、小びとと云えばコロポックルだが、意外と大きくて小学生低学年くらいの背丈らしい。
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本日の一曲は
名誉伝説で「地獄でスキップ」。