徒労とか
無駄骨折りとか
言うけれど
表彰されない
美しさもある
古代インドでは、作家や絵を描く人など創作に携る人は、自分の名前をふせて仕事をする心構えが大切だと考えていました。その人たちの創作活動は、すべて大目的を達成するために身を拡げることであって、何ら個人的名誉を求めることではなかったのです。最も大切だと思っている目的のためだけに心身を投げ打つことでした。インド最古の聖典であるヴェーダでも、多くのお祈りの歌の最後は次のサンスクリットの3つの言葉で終わっています。” イダンナマム”つまり「それは私のものではない」という意味の言葉です。
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_998358_po_2004-11-jafa-j.pdf?contentNo=1
美しいものが必ず表彰されるわけではない。だから、表彰されなかったからといって、価値が下がるわけではない。それどころか、あえて表彰の場に出ないというのもまたひとつの美徳なのだ。